皆さま、お元気ですか?สวัสดีค่ะ 日本人スタッフの加地 茜(かじ あかね)です。
今回は、「バンコク・イミグレーションでのリエントリーパーミット取得とリタイヤメントビザ延長」です。
バンコク、ラックシー(หลักสี่)にある政府庁舎(อาคารรัฐประศาสนภักดี)に入るイミグレーション・ディビジョン1でのリエントリーパーミット取得、そしてリエントリービザの更新手続きをリポートします。
まず、イミグレーション・ディビジョン1の入る政府庁舎の場所をご説明します。
地図上での位置はこちら。
気になる外観は、こんな感じです。
駐車場は庁舎の裏側にありますが、午前7時ぐらいには駐車場に着いていないと止めるスペースがないかもしれないので、要注意です。
お勧めの駐車場所は、庁舎の前、この場所です。ここなら、どの時間帯でも1台ぐらいは止めるスペースがあるかもしれません。
駐車に苦労したくなければ、やはりタクシーやバスなどで向かうのが良いですね。
さて、イミグレーション・ディビジョン1は祝日を除く月曜日〜金曜日の午前8時30分から午後4時半までで、午後12時から午後1時までが昼休みです。
イミグレーション・ディビジョン1の下の階にはレストランやコピー、写真撮影が出来るお店があります。書類のコピーは1枚2〜3バーツ(コピー機による)でとることが出来ますので、パスポートなどのコピーが用意出来ていなくても大丈夫です。
リエントリーパーミット取得に必要な書類は、以下の通りです。
- 記入済みの申請書(T.M.8/イミグレーションWebサイト)
- 4×6センチの顔写真(申請書に貼り付け)
- パスポート原本
- パスポートのコピー(顔写真のページと、最新のビザのページの計2枚/コピーに署名を忘れずに)
これが揃っていれば、イミグレーション・ディビジョン1の入り口から入り、インフォメーションカウンター隣の通路を進んで抜けた右手側前に番号札を発行してくれるカウンターがありますので、そこに並びましょう。
カウンターの職員に「リエントリー」と告げるか、申請書を見せれば書類をチェックしてもらえます。書類が揃っていれば無事番号札がもらえます。
ちなみに、カウンターの職員が電話中などで書類のチェックされなくてもご愛嬌。私の時はカウンターの職員の書類チェックがなく、パスポートのコピーを忘れていて、リエントリー申請のブースで担当官に言われて気付く事になりました。
ただ、パスポートのコピーを忘れていても申請が拒否される事はなく、「コピーを取りに行って、また同じブースに戻ってきて提出してね」と言われるだけですので、ご安心を。
なぜ私がパスポートのコピーを忘れていたかと言うと、前回リエントリー取得はドンムアン空港で行ったからです。
ドンムアン空港では、荷物検査の前、出国審査の後でリエントリーを取得できます。出国審査を抜けた目の前に、Re Entryと書かれた部屋があり、担当官が机の後ろに座っていますので、申請書とパスポート原本を渡して手数料を払えばOKです。ドンムアン空港でリエントリー取得の際はパスポートのコピーは不用ですが、(いつ対応が変わるかわかりませんので)念のためコピーを持参した方がいいと思います。
では、政府庁舎イミグレーション・ディビジョン1でのリエントリー取得に話を戻します。番号札をもらったら、番号札に書かれたアルファベットに対応したブースの前のベンチで待ちましょう。
無事各書類を提出したら、申請手数料を支払います。
- シングル1,000バーツ
- マルチ3,800バーツ
リエントリーパーミットの有効期間は、最新のビザの有効期間と連動します。
例えば、最新のビザの有効期間が2017年7月30日なら、リエントリーパーミットの有効期間も7月30日までです。当然、この例では7月30日までに最低4回出国する予定がなければマルチを取得しても意味がありませんので、要注意です。
なので、基本的にはマルチのリエントリーパーミットは9ヶ月のビジネスビザ延長、または1年のリタイヤメントビザ延長の後に取得する事になると思います。
リエントリーパーミット申請ブースの担当官に費用を支払ったら、ブースの外で待っててね、と言われます。支払った手数料の領収書は、パスポート受け取りの際に渡されます。
パスポート受け取りは、再度申請時と同じ番号札で、違うブースに呼ばれますので、見逃さない聞き逃さない(番号は電子掲示板に表示され、英語で呼ばれます)様に注意しましょう。
番号が呼ばれたら、パスポートと領収書を受け取り完了ですが、この時パスポートのページに押されたリエントリーパーミットのスタンプと、その内容(シングルならシングル、期限や発行日)の確認を忘れずにしましょう(パスポートを渡してくれる担当官からもチェックする様に言われます)。
パスポートが自分の物で、リエントリーパーミットの内容も問題がなければ完了です。お疲れ様でした。
私の時は、政府庁舎に到着してから、リエントリーパーミットが押されたパスポートを受け取るまで約1時間半ほどかかりました。車で政府官庁まで向かう場合、バンコクのラムカムヘン大学からだと約1時間ほどかかりますので、行って帰って約4時間を見ておくと良いでしょう。
ちなみに、ブースの前のベンチ横の壁には、オンラインでリエントリーパーミット番号札をもらうことが出来るという旨の掲示がされていました。
ただ、私がこのURLにアクセスしたときは、証明書エラーでページが表示できませんでした。
尚、このリエントリーパーミット取得に関する情報は2017年6月23日現在の物です。最新の情報とは異なる場合がありますので、予めご了承ください。
タイ個人起業支援会では、リエントリーパーミットの取得代行を1回(数次)あたり1,500バーツ(申請手数料1,000バーツまたは3,800バーツは別途要)で承っています。時間や手間が掛けられない方は、是非ご相談下さい。
さて、次は50歳以上で80万バーツ以上の預金をタイ国内の銀行口座に維持している方が申請出来るリタイヤメントビザの、延長についてリポートします。
ここでは、既にリタイヤメントビザを取得しており、2週間の審査期間を終えて、3ヶ月の有効期間がある事を前提としています。
リタイヤメントビザは、3ヶ月の有効期間の約2週間前から延長の申請が出来ます。
イミグレーション・ディビジョン1での番号札受け取りまでの流れはほぼ同じですが、ここでも番号札カウンターで番号札をもらう前に必要書類を揃えておく事に注意して下さい。
リタイヤメントビザ延長に必要な書類は以下の通りです。
- 記入済みの申請書(T.M.7/イミグレーションWebサイト)
- パスポート原本
- パスポートのコピー(顔写真とスタンプのあるページ全て/コピーに署名を忘れずに)
- 80万バーツ以上の残高のある通帳原本
- 政府庁舎のイミグレーション・ディビジョン1の下の階にある銀行の支店で当日に取得した、残高証明書(バンコク銀行の場合は発行手数料100バーツでした)
- 残高証明書取得の後にコピーした、通帳のコピー(名前と口座番号のあるページと、記帳のあるページ全て/コピーに署名を忘れずに)*1
※1 これは、銀行により異なるかも知れません。バンコク銀行では、残高証明書発行の際に残高証明書を発行した事を示す記帳が追加でされており、残高証明書取得前に用意しておいた通帳のコピーではダメ(内容が一致しない為)とイミグレーションで担当官に言われました。
リタイヤメントビザ延長の手数料は以下の通りです。
- 延長1,900バーツ
上述の通り、この時はリタイヤメントビザ延長で通帳のコピーを取っていなかったため、イミグレーション・ディビジョン1の下の階にあるコピー屋さんにコピーを取りに行かなければなりませんでしたが、この時は担当の人が番号を止めて(次の人を呼ばずに)待っていてくれました(単にトイレに行っていただけかもしれませんが)。
必要書類を提出し、費用を支払ったら、ブース外のベンチで待ちましょう。
しばらくすると、国別に呼ばれますので(「ジャパニーズ」など)、注意です。ブースに行くと担当官が何冊もパスポートを持っており、その中から自分のパスポートを見つけて内容を確認しましょう。
確認する内容は、リタイヤメントビザが365日延長されているかどうか(例えば、延長前の期限が2017年7月8日なら、延長後の期限は2018年7月8日です)、発行日、そして最初の90日レポートの期限です。
90日レポートの期限は、パスポートに留められた出国カードに、さらにカードがホッチキスで止められます。この期限は、最後のタイ入国日から90日+14日で計算されます。なので、この期限は最終期限になります。実際に90日レポートを提出する際は、この最終期限の14日前前後に行う様にしましょう。
ちなみに、上の90日レポートの期限が書かれたカードにあるとおり、リタイヤメント延長のTM.7の提出をもって1度目の90日レポートと見なされますので、リタイヤメント延長の際に90日レポートを行う必要はありません。
リタイヤメントビザ延長も、政府庁舎に到着してからパスポート受け取りまでの所要時間は約1時間半が目安です。車で政府官庁まで向かう場合、バンコクのラムカムヘン大学からだと約1時間ほどかかりますので、行って帰って約4時間を見ておくと良いでしょう。
ちなみに、書類提出やパスポート受け取りを待っている間にイミグレーション・ディビジョン1がお昼休み(音楽と音声案内があります)に入ってしまった場合は、こちらも大人しくお昼休みに行きましょう。
イミグレーション・ディビジョン1と同じ階の大広場には、時々露店が並んでいたりします(下の写真は露天がないときに撮影しました)。
また、イミグレーションの下の階にはフードコートやレストランがいくつもあります(日本料理風レストラン「こんにちは KONNICHIWA」もあります)ので、是非お試しあれ。
そして、イミグレーション・ディビジョン1ではお昼休み後すぐに(午後1時から)申請受付などが再開されるわけではなく、ブースにより15分程度ばらつきがありますので、焦らず待合所に向かいましょう。
リエントリーパーミット取得は、最低限パスポートがあれば、現地で必要書類の調達が出来ます。また、リタイヤメントビザ延長も、最低限パスポートと預金通帳があれば、現地で必要書類が調達できます。
申請の際は、焦らずゆっくり行いましょうね。
タイ個人起業支援会では、リタイヤメントビザの延長申請代行を5,000バーツ(延長手数料1,900バーツは別途要)で承っています。時間や手間が掛けられない方は、是非ご相談下さい。
尚、この記事の情報は2017年6月23日現在の物です。最新の情報とは異なる場合がありますので、予めご了承ください。