新型コロナウィルス感染拡大により、2020年3月26日より観光客はタイへ入国する事ができなくなりました(参考)。ただし、タイ国の有効なワークパーミットを持つ方は、一定の条件を満たせば入国が可能です。
3月25日以前は、新型コロナウィルスに対するPCR検査が陰性である事を示す英文診断書(原本)と、100万米ドル以上の治療補償のある民間健康保の英文険証書(原本)を持参していれば、日本側での航空券発券と、タイでの入国審査を通過することができましたが、今回の条件強化で道が絶たれた形となります。
無事タイへ入国できました。
最終的に日本人は1名、タイ人10名の搭乗者だった模様です。
日本人は健康診断書の不備で全部却下されてると言うことです。キーワードは「COVID-19」これが無いとほぼ通らないですね。日本で通っても、スワンナプームで厳しくチェックされます。— Yoshitsugu Saito (@SaitoYoshitsugu) March 22, 2020
また、タイ航空では2020年3月28日を最後に、2020年5月末まで日本とタイを結ぶ飛行機全便の運休を決定しました。JAL便やANA便は2020年4月1日以降、羽田空港=スワンナプーム空港の便を1日1-2便のみ運行する様ですが、前述の制限によりタイへの渡航はほぼ不可能な状態です。
タイ政府は2020年3月18日から娯楽施設やショッピングモールなどの人が密集しやすい施設を閉鎖する措置をとりました(参考)。レストランではテイクアウトのみの営業となり、バイク便での配達の需要が急増しています。
また、4月3日からはタイ全土で毎日午後10時〜午前4時までの外出禁止令が発令され、新型コロナウィルスへの徹底した対応が行われています(参考)。
タイ運輸局では2020年3月31日から運転免許証などの関連業務を休止すると発表しました(参考)。
タイのイミグレーションでは、タイからの出国手段が絶たれたことで滞在延長を希望する人が急増したため仮の庁舎で滞在延長手続きを受け付けていましたが、2020年4月8日の発表により、2020年3月26日以降に滞在期限を迎える全ての外国人の滞在期限を2020年4月30日までと自動的に延長するとしました(参考)。
※これらの決定は今後のタイ政府の対応により変更となる可能性があります。
2020年4月13日現在、タイ国内の新型コロナウィルスへの新規感染者数は日に日に減少しており、日々の生活が制限される中、タイでも新型コロナウィルス後を見据えた新しいビジネススタイルが模索されています。
また、2020年4月3日0時以降にタイから日本に帰国する方は、日本政府によりPCR検査が行われ、入国後14日間自宅などでの隔離が要請されます(参考)。
日本の空港に到着後は自家用車やレンタカーなど公共交通機関以外で帰宅する必要があり、公共交通機関しか選択肢がない場合は日本政府指定の空港近辺の宿泊施設で隔離(宿泊費用は自己負担)となります。帰国後は日本政府の要請に従い行動するようにお願いいたします。
状況によらず常に正しい情報を入手するよう、お願い申し上げます。日本政府提供の「たびレジ」へ登録する事でも、最新情報を入手することができます。
ご不明な点などありましたら、ご遠慮なくタイ個人起業支援会までお問い合わせください。