タイ政府は貧乏旅行者は排除する方向に舵を切ったようです。
タイへの入国に際して、欧米人旅行者の間で現在ちょっとしたパニックが起きている。
空路陸路問わず、入国時に所持金が2万バーツあることを提示するよう、求められているためだ。タイ政府入国管理局は従来より観光ビザでの入国は、一年間に2回までとしてきた。今回問題となっているのは、所持金(個人2万B、家族4万B)を提示しなくてはならないことだ。
現在タイでは、欧米人バッグパッカーが沿道で物乞いやパフォーマンスをして旅行代を稼ぐケースが増加している。彼らはBeg Packer(乞食パッカー)と呼ばれている。
また、労働許可無しで英語教師をしたり、実際には通ってもいないのに就学ビザを取得しているなどが問題となっている。これらに対処するために取られたのが、所持金の提示だ。
困っている人に施しをすることで、徳を積むという仏教の教えにもとずいたタイ人の習慣がある。欧米からの旅行者の中には、こうした風習を利用して旅費や生活費を稼いているとして、SNSなどでもアップされる件数が目に見えて多くなっている。
所持金が提示できなった旅行者が、入国を拒否されたケースは少なくない。ただし、日本人が対象となったケースはまだ確認出来ていない。
参照サイト:http://www.globalnewsasia.com/article.php?id=4462&&country=2&p=2