第45回バンコク国際モーターショー、中国系EVの競争過熱
タイのバンコク北西郊外にある国際展示場インパクト(IMPACT)で開催された「第45回バンコク国際モーターショー(BIMS)」について、2024年4月15日に開催されたことが報じられました。前年同様の約161万人が来場し、自動車・バイクの成約台数は前年比26.0%増の5万7,933台となりました。特に電気自動車(EV)は前年比89.7%増の1万7,517台を記録し、成約台数の3分の1を占めました。
中国系EVメーカーの台頭
中国系メーカーも注目を集めており、トップブランドはトヨタ、BYD、ホンダ、上海汽車のMG、三菱自動車などでした。上位10ブランドの半数が日系、もう半分が中国系という構図が見られました。特にEV市場では中国新興メーカーの小鵬汽車(XPENG)や吉利汽車の「ジーカー(ZEEKR)」が大きな注目を集めました。
EV市場の拡大
EV市場は前年に比べてさらに拡大し、トヨタやいすゞなどのブースではBEVピックアップトラックが展示され、来場者の関心を集めました。中国系メーカーもタイでのBEV現地生産を進めており、競争が一層激化しています。
新展開と技術革新
ベトナムの「ビンファスト」も初出展し、ASEAN発の自動車メーカーとして注目を浴びました。さらに、中国の華為技術(ファーウェイ)のシステム「HMS」を搭載した自動車の展示も行われ、スマートカー関連技術の体験が可能でした。
結論
第45回バンコク国際モーターショーでは、中国系EVメーカーの台頭やEV市場の拡大が顕著であり、自動車産業における新たな展開が見られました。
FAQs
Q: 第45回バンコク国際モーターショーで最も注目された車種は何ですか?
A: トヨタのBEVピックアップトラック「ハイラックス」が特に注目を集めました。
Q: EV市場で中国系メーカーがどのような動きを見せていますか?
A: 中国新興メーカーの小鵬汽車や吉利汽車が大型ブースを出展し、競争が激化しています。
Q: ファーウェイの展示内容は何でしたか?
A: ファーウェイのシステム「HMS」を搭載した自動車が展示され、スマートカー関連技術の体験が可能でした。
Q: EV市場におけるトヨタといすゞの展示内容は何が注目されましたか?
A: トヨタといすゞはBEVピックアップトラックを展示し、来場者の注目を集めました。
Q: 第45回バンコク国際モーターショーでの来場者数は前年比でどのように変化しましたか?
A: 前年同様の約161万人が来場し、自動車・バイクの成約台数は前年比26.0%増の5万7,933台となりました。
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参照記事:https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/04/01961bde618dfc27.html