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皆さま、明けましておめでとうございます。สวัสดีค่ะ 加地 茜(かじ あかね)です。
2023年うさぎ年の元旦は、新型コロナに突入し3年目となった2022年を簡単に振り返ってみました。
タイでは日本料理店が過去最大数に。
日本貿易振興機構(ジェトロ)による2022年12月16日の発表では、タイの日本食レストランの店舗数が2007年の調査開始以来最大の増加数となる5,000店舗を超え、過去最大数となりました。
バンコク内の通りでも、なんちゃって日本料理店の様なタイ人経営の日本料理レストランが2021年頃からよく見られる様になり、そこそこ安い値段でまあまあ美味しい日本料理が提供されています。
また、比較的価格帯の高めなタイ人経営の日本料理レストランでは、かなり本格的な日本料理が提供され、日本人顔向けの味となっている事も珍しくありません。
この背景には、新型コロナウィルスにより気軽に日本への旅行が出来なくなった事も影響しているのではないでしょうか。
2023年は、日本への帰国時の制限がなくなり、よりスムーズに渡航が出来る様になることを切に願っております。
日本人による日本料理店の新規開店はより敷居が高くなることが想定されますが、日本料理に必要な食材・機材などは需要が高まりつつある様です。
特に、タイ・バンコクを中心に出店が相次いでいるドン・キホーテ(DON DON DONKI)では、ドン・キホーテのプライベートブランドとして、タイで製造された日本料理用調味料などにドン・キホーテのロゴと日本語ラベルが付けられた商品が複数売られ始めており、よりバリエーションの富んだ品揃えとなってきている様です。
世界的な経済悪化により、タイの在留邦人数が減少
新型コロナウィルスによる経済の悪化により、外務省の統計によると、2022年10月1日現在でタイの在留邦人数が前年比でマイナス5%と、2018年以来初のマイナスとなりました。
また、タイの国家統計局(NSO)の発表によると失業率は前年より増加しており、2021年では減少傾向にあった中での増加となりました。
そんな中で、記録的な円安によりタイへの移住を計画する方も増えて来ている様で、タイの経済格差がより顕著となってくるのではないでしょうか。
今後は、タイでの起業の際は顧客ターゲットを誰にするのか、タイ人なのか日本人なのか、所得層はどのあたりか、などより現実的なリサーチが必要となってくるでしょう。
2023年は、うさぎ年。景気も経済も、好転し回復してくれることを祈っています。