タイ・バンコクを拠点としASEAN諸国のEコマース解析サービスを提供するBrandIQにより2020年4月10日に公開された情報によると、2020年1月〜3月にタイ国内で最も成長率の高かった品目トップ10は以下だった。
1位:プリンタ用メモリ +1,403%
2位:ワインセラー +909%
3位:パン焼き機 +712%
4位:プリンタ台 +505%
5位:タブレット +451%
6位:乳製品 +414%
7位:料理用小物 +387%
8位:子供用オモチャ +378%
9位:缶詰、保存食 +377%
10位:コンロ +345%
新型コロナウィルスによる影響で在宅ワークとなったことで、今まで自宅になかったプリンタやテレビ、オフィス用品が特に売れたものとみられる。また、自宅で過ごす時間が増えたことで今まで屋台やレストランで済ませていた食事を自宅でとるようになり、ポータブルガスコンロやIHなどの調理用器具の他、テレビや本なども売り上げが伸びたようだ。
MGROnlineの記事では、フリーのエコノミストであるソムチャイ氏は、オンラインによる活動やデリバリーなどのサービスへのニーズが増えるため、コロナ後は以下の様なビジネスが成長するだろうと述べた。
- IT関連ビジネス(例えばWeb制作、アプリケーション制作、データネットワーク構築など)
- 宅配サービス業(KerryやGrabなど、品物や食品などのデリバリー)
- オンライン教師(オンラインで教室を開催し、クッキングやアート、エクササイズなどの指導を行う)
- YouTuberや、オンラインの商品レビュワー(商品を動画やWebサイトで紹介するもの)
今後さらにIT化・オンライン化が進み、オンラインで完結するようなビジネスや活動は縮小するのではないでしょうか。
新型コロナウィルスはタイでも、今後のビジネスモデルや生活様式に非常に大きな影響を与えそうです。