最近、タイにおいて、以下のようなSNSやインターネット掲示板を介した融資保証金詐欺等の事案が発生し、在留邦人が金銭をだまし取られる事例が報告されています。心当たりのないメッセージや電話、手紙等を受け取った場合には、これを鵜呑みにせず、安易に個人情報を教えたり、メール等を送ったりしないなど、詐欺の可能性を疑って対応されるよう、十分ご留意ください。
1 SNSを介した融資保証金詐欺の特徴
(1)タイ国内に実在する日系の金融機関を名乗る者から、フェイスブックやライン等のSNS(ソーシャルネットワークサービス)を介して接触。
(2)好条件を提示するなどして個人向け融資を勧誘。
(3)融資を行う前に、融資保証金として数千バーツの支払いを要求。
(4)支払いを拒否した場合は契約不履行として訴えるとの脅迫めいた内容のメッセージを送信。
2 在留邦人向けインターネット掲示板を介した詐欺の特徴
(1)タイの在留邦人向けの情報掲示板にて、ゴルフ会員権及びタイランドエリート会員権の譲渡やコンドミニアムの賃貸などについて、好条件で提示。
(2)契約の前段階で、保証金として費用の一部を事前に振り込ませる。
(3)信用させるため、特定の個人の旅券の写真ページを送信するのが特徴。
○外務省「海外安全 虎の巻2022〜海外旅行のトラブル回避マニュアル〜」
https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/toranomaki.pdf
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500、696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)
◎在留届を提出されている方は、記載事項変更(転居等による住所変更・携帯電話番号やemailアドレスの追加・変更等)、または帰国・転出等があれば必ずお知らせください。
◎在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は、外務省海外旅行登録(「たびレジ」)を、ぜひ活用してください。登録者は、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡の受け取りが可能です。
・たびレジ:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
・たびレジ簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いいたします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
◎緊急事態が発生した際、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を利用し、在留届や「たびレジ」に登録のあった携帯電話番号に当館より関連情報を送信したり、返信を求める事により安否確認を行う場合があります。本システムでは、原則タイの国番号(+66)を使用し、メッセージは半角英数字(ローマ字)で送信します。
・運用開始について:http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/pdf/sms_kh.pdf
・よくあるご質問:http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/pdf/sms_qa.pdf