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タイ外相、BRICS加盟を公式要請
タイのマリット・サギアムポン外相は6月11日、ロシア中部ニジニ・ノブゴロドで、BRICS外相・国際関係担当大臣会合中に実施された「BRICSと開発途上国の対話」に出席し、タイは可能な限り早急にBRICSに加盟したい意向であることを公式に表明した(タイ外務省)。
BRICS加盟の意向の背景について、6月4日付の「バンコク・ポスト」紙は、BRICS議長を現在務めるロシアのウラジーミル・プーチン大統領と親しいタクシン・チナワット元首相の影響がある可能性を指摘している(現政権与党のタイ貢献党はタクシン派とされる)。
また、タイ外務省は6月18日、OECD理事会がタイをOECD加盟に向けた協議に正式に招待することを決定したと公表した。これは、タイ政府が2月12日にOECD加盟に向けた意向表明書(LOI)をOECDに提出したことに対応したものだ。加盟協議への招待が正式決定したことは、OECDがタイを加盟候補国として認定したことを意味しており、OECD加盟に向けた重要なステップとなる。
BRICS加盟とは?
BRICSは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国の5か国で構成される新興国・新興経済国の経済協力機構です。これらの国は、世界経済において重要な役割を果たしており、経済成長や国際政治において影響力を持っています。
タイのBRICS加盟意向
タイがBRICSに加盟する意向を表明した背景には、ロシアの影響力やタクシン・チナワット元首相との関係が指摘されています。これにより、タイの経済や国際関係が新たな展開を迎える可能性があります。
OECD加盟協議に向けて
OECD加盟に向けた協議への招待が決定したことは、タイが経済発展や国際規範の遵守に向けて重要な一歩を踏んだことを示しています。OECD加盟により、タイの経済や社会の発展がさらに促進されることが期待されています。
結論
タイのマリット外相がBRICS加盟を公式要請し、OECD加盟協議に向けて重要なステップが進展していることが明らかになりました。これにより、タイの国際関係や経済政策に新たな展望が広がる可能性があります。
FAQs
1. BRICS加盟によってタイにどのような影響があるのですか?
BRICS加盟により、タイは新興国・新興経済国との経済協力を強化し、国際社会における影響力を高めることが期待されています。
2. タイがOECDに加盟することで得られるメリットは何ですか?
OECD加盟により、タイは経済政策や規範の遵守に関する国際的な基準に沿った取り組みを強化し、経済成長や社会発展を促進することができます。
3. BRICSとOECDの加盟に向けた取り組みは、タイの将来にどのような影響を与えると考えられますか?
BRICSとOECDの加盟に向けた取り組みは、タイが国際社会においてより一層重要な役割を果たすことを可能にし、経済や外交政策の多様化を促進するでしょう。
4. タイのBRICS加盟には、どのような具体的な経済効果が期待されますか?
タイのBRICS加盟により、新たな市場へのアクセスや投資機会の拡大、経済成長の加速など、様々な経済効果が期待されています。
5. タイがBRICSとOECDの両方に加盟することで、国内のビジネス環境にどのような変化がもたらされると考えられますか?
タイがBRICSとOECDの両方に加盟することで、国内のビジネス環境は国際基準に沿った規制や取引の促進、さらなるグローバル化など、ポジティブな変化がもたらされると予想されます。
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参照記事:https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/06/302eae8fe934d2fe.html