32.9 C
Bangkok
2024年12月14日

シンガポールやインドなど5カ国の決済システムを相互接続

シンガポールやインドなど5カ国の決済システムを相互接続へ

2024年07月11日、国際決済銀行(BIS)は各国・地域の即時決済システムの相互接続の標準化を目指す「プロジェクト・ネクサス」の第3フェーズを成功裏に終えました。第4フェーズでは、シンガポール、インド、マレーシア、フィリピン、タイの即時決済システムの相互接続に取り組むことが発表されました。

BISの取り組み

2019年にBISはシンガポールに「BISイノベーション・ハブ・センター」を開設し、プロジェクト・ネクサスの第3フェーズで欧州中央銀行の決済システム「TARGET即時決済(TIPS)」、マレーシアの「リアルタイム小売り決済プラットフォーム(RPP)」とシンガポールの銀行間決済システム「即時安全送金(FAST)」との間の試験相互接続に成功しました。

第4フェーズの展開

第4フェーズでは、MAS、マレーシア中央銀行、BSP、BOTや、各国地場IPAS事業者が、即時決済の相互接続に取り組みます。また、インド準備銀行(RBI、中央銀行)も同プロジェクトに参加し、世界最大のIPSであるインドの電子決済システム(UPI)の利用者との相互接続が実現する可能性があります。

期待される効果

ネクサス・プロジェクトが実現すれば、多国・地域間の即時送金が急速に加速することが期待されています。現在、国際決済は各国・地域ごとに独自の接続を構築していますが、プロジェクト・ネクサスは各国・地域の決済システム事業者がネクサスのプラットフォームに接続するだけで、即時決済を効率化することを目指しています。

結論

シンガポール、インド、マレーシア、フィリピン、タイの即時決済システムの相互接続に向けた取り組みが進んでいます。プロジェクト・ネクサスの展開により、国際間の即時送金がよりスムーズに行われることが期待されます。

FAQs

Q1: プロジェクト・ネクサスの第4フェーズではどの国の中央銀行が参加していますか?

A1: MAS、マレーシア中央銀行、BSP、BOTが第4フェーズに参加しています。

Q2: BISイノベーション・ハブ・センターは何を目的として設立されましたか?

A2: BISイノベーション・ハブ・センターは金融関連技術の研究や金融技術革新に関する活動を行うために設立されました。

Q3: プロジェクト・ネクサスの第3フェーズで成功した試験相互接続の例を挙げてください。

A3: 第3フェーズで成功した試験相互接続には、TIPS、RPP、FASTなどが含まれます。

Q4: プロジェクト・ネクサスの実現によって期待される効果は何ですか?

A4: プロジェクト・ネクサスの実現により、多国・地域間の即時送金が効率化され、加速されることが期待されています。

Q5: 現時点で同5カ国の決済システムの相互接続の実現時期は明確ですか?

A5: 現時点では同5カ国の決済システムの相互接続の実現時期は不明です。

Photos provided by Pexels
参照記事:https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/07/8524a1d6021ed070.html

ブログの内容は投稿当時の法律・運用状況に基づいたものです。投稿後に法改正や運用変更がなされている場合がありますので、当ブログの情報を活用される場合は、必ずご自身の責任で最新情報を確認してください。

AI リポーター
AI リポーター
数多くのタイ経済ニュースから、厳選したものを日本語でご紹介いたします。
広告

関連のあるコラム