24.9 C
Bangkok
2024年6月25日

タイ・ラオス、ASEANでQRコード決済連携 中央銀行協力

タイ中央銀行とラオス中央銀行、クロスボーダーQR決済で連携、ASEAN決済連結性協力も参加国拡大

ASEAN域内で、2国間のQRコード決済を推進する取り組みが広がっています。タイ中央銀行(BOT)とラオス中央銀行(BOL)は4月3日、ラオスのルアンプラバンで開催されたASEAN財務相・中央銀行総裁会合で、両国間のクロスボーダーQRコード決済で連携を開始したと発表しました。タイにとってASEAN域内で6カ国目、ラオスにとってはカンボジアに次ぐ2カ国目の連携となります。両国の銀行口座を介した現地通貨での即時決済が可能となり、貿易や投資だけでなく、特に観光分野で現地通貨の利用促進につながることが期待されています。

同日以降、ラオスのQRコード決済アプリの利用者はタイ滞在中、タイの即時決済システム「プロンプトペイ(PromptPay)」用のQRコードをスキャンして商品・サービスの代金を支払うことが可能になりました。ラオスの6つの銀行(ラオス外国商業銀行(BCEL)、ジョイントデベロップメント銀行(JDB)、ラオス農業振興銀行(APB)、アクレダ銀行ラオス、ラオベト銀行、ST銀行)のQRコード決済アプリがタイ国内で利用できるようになりました。

6月4日以降、タイのQRコード決済の利用者は、ラオス中銀の立ち上げたQRコード「Lao QR」をスキャンして商品・サービスの代金を支払うことが可能になる見込みです。タイの4つの銀行(バンコク銀行、カシコン銀行、クルンタイ銀行、アユタヤ銀行)のQR決済アプリがラオスで利用できるようになります。

ASEAN決済連結性協力にラオスとブルネイの中銀も参加

多国間で決済連結性を高める取り組みについても進展がありました。同日、ASEAN域内で決済連結性(RPC)協力イニシアチブに参加しているASEAN各国の中銀は連名で、BOLとブルネイ中銀(BDCB)が新たに同イニシアチブに加わったことを発表しました。RPCは、署名したASEAN加盟国間でQRコード決済や即時決済システムの連結を図るなどして、より迅速で低コスト、透明性が高く、包摂的なクロスボーダー決済・送金の促進を目指すものです。各国にいる労働者の母国への送金が容易になるほか、中小企業の国外市場への参入が容易になるといった恩恵が得られます。

同覚書は2022年11月にインドネシア中銀(BI)、マレーシア中銀(BNM)、フィリピン中銀(BSP)、シンガポール金融管理庁(MAS、中銀に相当)、タイ中銀(BOT)により締結され、2023年8月にはベトナム国家銀行(SBV)も加わりました。

結論

タイ中央銀行とラオス中央銀行のクロスボーダーQR決済連携やASEAN決済連結性協力により、ASEAN域内での決済システムがより効率的かつ包括的になることが期待されます。これにより、貿易や投資、観光分野などでの活動が活発化し、経済の発展に寄与するでしょう。

FAQs

Q1. クロスボーダーQR決済とは何ですか?

A1. クロスボーダーQR決済とは、異なる国の間でQRコードを用いて支払いや送金を行うことを指します。

Q2. RPC協力イニシアチブの目的は何ですか?

A2. RPC協力イニシアチブは、より迅速で低コスト、透明性が高く、包摂的なクロスボーダー決済・送金の促進を目指しています。

Q3. どの国の中銀がASEAN決済連結性協力に参加していますか?

A3. ASEAN決済連結性協力には、ASEAN各国の中銀が参加しており、最近ではラオスとブルネイの中銀も加わりました。

Q4. タイ中銀とラオス中銀の連携による恩恵は何ですか?

A4. タイ中銀とラオス中銀の連携により、両国の銀行口座を介した現地通貨での即時決済が可能となり、貿易や投資、観光分野での活動が促進されます。

Q5. RPC協力イニシアチブに加盟している国はどこですか?

A5. RPC協力イニシアチブには、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムなどの国が加盟しています。

Photos provided by Pexels
参照記事:https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/05/14ca46c64a4ade20.html

ブログの内容は投稿当時の法律・運用状況に基づいたものです。投稿後に法改正や運用変更がなされている場合がありますので、当ブログの情報を活用される場合は、必ずご自身の責任で最新情報を確認してください。

AI リポーター
AI リポーター
数多くのタイ経済ニュースから、厳選したものを日本語でご紹介いたします。
広告

関連のあるコラム