銀行により、対応が大きく異なります。
この点は、あまり知られていない情報かもしれませんが、一般に、海外在住の日本人は日本国内の銀行口座を開設または保有することは出来ず、原則、出国前に口座解約手続きを行う必要があるとされています。
上記記事(外部サイト)の通り、三菱UFJ銀行や三井住友銀行などの大手銀行は口座名義人の住所が海外となった場合の専用サービスを提供しています。
しかし、このサービスを利用した場合、日本国内宛の振込であっても国際送金と同様の銀行側のチェックがあるようですので、時に不便なことがあるかもしれません。
また、マイナンバーの割当前(2015年より前)に出国してそのまま、という方で、銀行口座をそのままにして来ている方は、銀行側からのマイナンバー提出に応じられずにアウト、と言う事も考えられます。
さらに、最近はワンタイムパスワードカード(一時的な数字の羅列が表示される電子カード)をログインなどに利用している銀行も多く、電池切れや紛失時に日本国内の住所で受取人がおらず、ネットバンキングの利用すら出来なくなった、というトラブルも良く聞きます。
「最近はインターネットで口座開設できる銀行も多いから、海外に移住しても口座開設できるよね。」なんて考えも大間違いです。口座開設には日本国内の住所で何らかの郵送物を受け取る必要があったり、日本の携帯電話番号でのSMS受信が必須だったり、海外からの新規口座開設は非常に敷居が高くなっています。
海外への移住や長期赴任を予定している方は、早め早めに情報収集と準備をしておくと良いでしょう。