- 課税対象者
- ・1年(1月1日から12月31日)を通じて、180日以上タイに滞在する者
- ・タイの居住者及び会社から所得を得たもの
タイで働いている者が所得税を払うのは当然ですが、180日を越えてタイに滞在する者も課税対象となる点に注意してください。所得税の支払いは、ビザ及び労働許可書の取得・継続に関連しますので、滞納にはくれぐれもご注意ください。
税率について(2021年10月現在)
年間所得 | (単位:バーツ) |
---|---|
150,000バーツまで | 免税 |
150,001〜300,000まで | 5% |
300,001〜500,000まで | 10% |
500,001〜750,000まで | 15% |
750,001〜1,000,000まで | 20% |
1,000,001〜2,000,000まで | 25% |
2,000,001〜5,000,000まで | 30% |
5,000,001〜 | 35% |
- 所得税の計算方法
- 個人所得税=課税対象 x 税率(上記の表を参照)
- 課税対象=年間の総所得ー所得控除
*年間の総所得は、タイでの労働によって得た給与、その他の収入の合計で、給与がタイ国内で受領したか、国外で受領したかは問いません。
所得控除
所得控除の主なものは下記の通りです
給与所得における経費控除
- 総所得の50%(最高100,000バーツまで)
- 納税者本人分控除 60,000バーツ
- 納税者配偶者分控除 60,000バーツ
- 納税者子供分控除 30,000バーツ
(一人につき、ただし25歳以下で未就労者の場合のみ。人数制限無し) - 生命保険料控除 年間最高100,000バーツまで。
(タイの保険会社で契約期間が10年以上の場合)
新型コロナウィルスによる影響により、2021年の社会保険料控除が変更となっています。
会社 | 本人 | |
---|---|---|
通常 | 5% | 5%(上限750バーツ) |
2021年6月から11月まで の特例 |
2.5% | 2.5%(上限375バーツ) |
2021年2月から3月まで の特例 |
3% | 0.5%(上限75バーツ) |
2021年1月 の特例 |
3% | 3%(上限450バーツ) |
個人所得税計算機